専門 介護 福祉士

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専門介護福祉士

専門介護福祉士の専門領域とは?

厚生労働省は、介護保険制度の改善の中でサービスの質の確保・向上を謳い、専門性を重視した人材育成と資質の確保を課題としています。これに基づき、より専門性の高い介護を行う専門介護福祉士が最近では注目されています。

専門介護福祉士の専門領域はさまざまですが、以下の3つが一般的に専門領域を持った専門介護福祉士だと思われます。

1.認知症高齢者に関わる専門介護福祉士

急激に認知症を持つ高齢者が増大し、専門的な介護が認知症高齢者に対して求められています。専門介護福祉士は認知症高齢者に関わり、認知症高齢者に対する介護技術だけに限らず、関連する医学、臨床心理、家族福祉等の知識を持ち、利用者への介護、家族への援助を行います。

2.在宅介護に関わる専門介護福祉士

従来の介護教育は施設中心型でしたが、介護保険制度が新設されたことにより、在宅介護が重視され、この5年間で利用者は倍増しています。専門介護福祉士は在宅介護に関わり、在宅介護において在宅ならではの可能性を引き出し、クオリティーの高いサービスができるのが特長です。介護制度が整備され、介護職の活躍が期待されますが、介護技術と高まる利用者ニーズとのバランスがまだ十分だとは言えないのが現状です。そんな中、専門介護福祉士が期待されているのです。

3.障害者に関わる専門介護福祉士

障害者に関わる専門介護福祉士は、身体障害、精神障害、知的障害、難病、高次脳機能障害、重複障害など、それぞれの障害種別に対応した社会的、医学的、心理的な専門的学習をし、障害特性に配慮した障害形態別介護が可能です。

上級介護福祉士の新制度

厚生労働省は重度の認知症患者などを世話し、介護事業で指導的役割を担える介護福祉士の上級資格として、2007年3月、「専門介護福祉士」(仮称)制度を創設する方針を固めました。

この方針に基づき、近く有識者会議を設置し、制度の具体的な内容を2007年度中にも決定することになっています。介護福祉士は「仕事がきつく、給料が安い」などの理由で人手不足が深刻化しているため、待遇改善などを目的とし、この新制度創設が実施されるのだと思われます。

新たな研修の履修や一定の実務経験などを要件とする方向である、上級介護福祉士という資格。また、「認知症ケア」「事業の運営管理」など、介護の専門分野に応じた複数の資格とする方向で検討がされています。

1988年に始まった国家資格である、介護福祉士。約54万8000人がこの資格を取得しています(2006年10月末現在)。「入浴、排せつ、食事」の身体介護が介護福祉士の主な仕事内容ですが、現在は、認知症や障害者へのケアなど、介護ニーズが多様化しています。そうした多様化したニーズに、より専門性の高いサービスを提供するため、上級資格として専門介護福祉士を設けようという考えです。

施設で働く介護福祉士の平均年収は、全労働者平均を大きく下回る一方で、離職率は全労働者平均を上回っているという結果が2005年の厚生労働省の調査により判明しました。こうした結果も踏まえ、介護福祉士のキャリアアップを可能にし、モチベーションを持ってもらい、給与水準を向上させようというもくろみもこの新制度にはあるようです。

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